| HAPPY STREET |

おまけ:3月15日

“お付合い”を始めて数ヶ月…
俺達は、ようやく身体を重ねた。
それも、スコールからのお誘いでだ!!

第1ラウンドが終了し、第2ラウンドに突入しようとした矢先、スコールからストップがかかった。



「サイファーちょっと待て。俺、アンタからまだ貰ってない」

「あ?…ああ!ホワイト・デー?俺のなんか明日でいいじゃないか。それより…」



続きをしようとしたら、スコールが頭突きをかましてきた。
目から星が散るって本当だな…チカチカする。
ってか、普通この状態で恋人に頭突きすっか!!!?
涙目になりながら、スコールを恨めしげに睨む。



「スコ〜〜〜ル?」

「今日貰わないと意味ないだろ?アンタだって、さんざんヴァレンタインって騒いでたくせに…」

「そりゃそうだけどよ…ったく、ちょっと待ってろ」



ベットからシブシブ降り、今日作ったブツを取りに行く。
それを手に取り、ある考えが浮かぶ。
このブツは、関係が進展しない恋人を落とすために作った、苦肉のアイデア菓子だった。
だが、使うまでもなく願いが成就してしまい…。

まあ…実行しなくても、その先までいっちまったからな…だが、ロマンティックな俺としては、1度は是非やってみたい!

ニヤリと笑い、来た時とは打って変わった軽い足取りでスコールの元へと歩いていく。








俺は、うつ伏せになり、グッタリとしていた。
アレがこんなに体力使うもんだと思わなかった。
痛いし、ダルイ…

サイファーが戻ってきた。
だが、行った時とはかなり様子が違う。
あのニヤニヤ笑い!
…あれは俺に何かしようとしている顔だ。
危機感を感じ、一瞬逃げようとしたが…足腰立たない…絶体絶命だ!!
サイファーはベットに腰掛け、スコールに持ってきた包みを渡した。



「開けてみろよ」

「今…か?」

「今日じゃないとダメなんだろ?」

「う…わかった」



俺の中で、キケン警報がガンガン鳴っている。
開けないわけには…いかないだろう。
意を決め、包みを開ける。

中に入っていたのは、棒状のホワイトチョコ
そう…まるでポッキーのような…。

サイファーにしては、シンプルだな。
変だぞ?本来ならば、もっと凝ったモノを作るはずなのに。
そこで、あるCMを思い出した。
たしかあれは…ケンカをする前、一緒に見たCM…
そう携帯食品のCMだったな。
恐る恐る、サイファーの顔を見ると、“オマエも思い出したか”という顔をしている。



「アレ、やろうぜ〜?勿論やってくれるよな??」

「嫌だ!…あんなの恥ずかしいっ!!」

「やることやっちまったのに、今更ハズカシイはないだろ?」

「煩い!」

「照れるなって。俺の夢叶えてくれよ…ホレ…」



サイファーは、作ったポッキー咥え、俺を促す。
なんで、こんな恥ずかしいことをホイホイやってのけるのか不思議だ。



「アンタ…いったい幾つ“夢”があるんだよ?」



そう言いつつ、ポッキーの反対側をかじる。


サイファーが一口…
俺も一口かじって…


一口…
二口…
三口……
お互いの顔が近づき………重なった。



遠くで、第2ラウンド開始のベルが聞こえたような気がした…。




END



もっと早くUPするハズだったのに・・・
思いっきり月末ぢゃん!!
しかも、あんまり甘くない気がする。

カロ●リーメイトのCM見たとき、
絶対ポッキー話書こうと思ってたのねvvv
とりあえず、やりたいこと1個クリア〜〜〜〜!!!

2001.04.09
ちひろ

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